毎日が発見ネット - ワラウ

「僕は...がんで死んじゃうんだ!」一睡もできず、のたうち回った「漆黒の夜」/僕は、死なない。(6)

2020年3月24日

  • 「病気の名前は、肺がんです」。突然の医師からの宣告。しかもいきなりステージ4......。2016年9月、50歳でがんの告知を受けた刀根 健さん。「絶対に生き残る」「完治する」と決意し、あらゆる治療法を試してもがき続ける姿に......感動と賛否が巻き起こった話題の著書『僕は、死なない。』(SBクリエイティブ)より抜粋。21章(全38章)までを全35回(予定)にわたってお届けします。


    僕は電気を消して布団にもぐりこんだ。


    長い1日だった......まさか、ステージ4だなんて......。


    掛川医師の顔が浮かんできた。


    頭の中の掛川医師は淡々と言い放つ。


    「病気の名前は、肺がんです」


    「残念ですが、4期、ステージ4です」


    「進行している可能性があります」


    スマホの画面が頭をよぎる。


    1年生存率30%、5年生存率10%以下......。


    来年、生きている可能性が3割なのか......5年後は生きていないかもしれない......。


    頭の中を掛川医師の言葉が響き渡る。


    「残念ですが、4期、ステージ4です」


    「残念ですが、4期、ステージ4です」


    「残念ですが、4期、ステージ4です」


    「残念ですが、4期、ステージ4です」


    「残念ですが、4期、ステージ4です」


    突然、僕は重大なことに気づいた。
    僕は、死ぬんだ!
    僕は、死んじゃうんだ!


    掛川医師の陰気な顔が真っ暗な部屋の中いっぱいに現れる。


    「進行性の肺がんで、手術はできません」


    「リンパにも転移しています」


    「残念ですが、骨にも転移しています」


    ああー、どうしよう!


    死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない!


    僕は完全に恐怖に捕まった。


    死んだらどうなるんだろう?


    死んだら、何も考えられなくなるのかな?


    死んだら消えちゃうのかな?


    消えるってどうなっちゃうことなんだ?

    続きを読む